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ITコーディネータ 針生徹 の blog
2004年 12月 01日 ( 3 )
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我が父、針生一郎
今日 12 月 1 日はワシの親父の誕生日である。大正 14 年生まれ、昭和と一緒だから数え易かったのだが、平成になったら分からなくなった。えーっと、1925 年だから 79 歳になるのかな?

a0008364_1250837.jpg一応、美術・文芸評論家らしい。多摩美術大学、和光大学教授を経て、昨年ぐらいまで岡山県立大学大学院でも教えていた。

知ってる人は知ってる(当たり前か)文化人?ということになっているようで、「日本心中」なんて彼をテーマにした映画まで作られたそうだ。(ワシゃ見ておらんのだが)
ワシにとっては、夜遅くウチに来て寝ないで何か書いているおじさん、というイメージしか残っていないんだけどな。

小学生まではまぁ遊んでくれて、出張なんかにも連れていかれたりもしたのだが、彼が仕事中は一人で待っていなければならず、しかも美術館だの画廊だのって子供がはしゃげるような場所じゃないから、次第に離れてしまった。

中学からはこっちも忙しくなってさらに一緒に遊ぶ機会は無くなった。とりあえず彼が何者なのか、著作を開いてみたりもしたんだが、難解な言葉の羅列ばかりで、すぐに放り投げてしまった。高校ぐらいになると帰宅時間が合うようになり、真夜中から一家団欒が始まる変な家庭だった。

彼はいわゆる仕事バカで、家の事は何もできない人である。母親も雑誌作りの仕事をしていたので、食事の用意がされていない時も多く、彼が一人のとき、パッケージの美味しそうなおにぎりの写真に釣られて、その袋を鍋で茹でて出来上がりを待っていたらしいんだが、それは「おむすび山」というふりかけだったのだ。

ブラジルへ渡る前にヨーロッパへ寄ったら、たまたま親父も居たのでケルンで落ち合い、レンタカーを借りてドイツ~イタリア~スイス~フランスと旅したんだが、彼と 24 時間以上一緒に過ごすのは生まれて初めてなのだと気付いた。知り合ってみれば、まぁ普通の親父だったんだな。

その後は、川崎と仙台で離ればなれに暮らしているが、東北の仕事の時は寄るから年に1~2回は会っている。孫に接する姿はすっかり好々爺しちゃって、仕事マシーンというイメージは崩れてきたかな。

数年前に、もうダメかと覚悟を決めた病から奇跡的に復活し、いまだにあっちこっち飛び回っているらしい。彼から仕事を取ったら何も残らないだろうからずっと続けて欲しいが、歳なんだからあんまり無理はするなよ。

誕生日おめでとう。いつまでもお元気で。

追記
by HarryBlog | 2004-12-01 13:03 | Family | ↑Top  
独自機能?
エキサイト : プレスリリース 2004年11月9日
今月末には新スキンの拡充を予定しているほか、エキサイトブログ独自の機能搭載を予定しております。
もう師走に入ってしまいましたぜ。どうなったんだぃ?
by HarryBlog | 2004-12-01 09:37 | excite | ↑Top  
修行時代3: OJT
 前回まで:丁稚奉公

最初の数ヶ月は偏屈社長の鞄持ちの毎日であった。客先へ付いて行っても、ガテン系しかやったことなかったワシにとっては宇宙人の会話を聞いているような気分だった。

「これ面白そう、いくら?」
「上代ニッキュッパってところでしょう」
「そうだろうね。下代は?」
「ロクゴーでお願いします」
「う~ん…」
「ケースなら下から 5% ぐらいは返せます」
「エンド上段2フェースが限度なんで、とりあえず1ケースだな」
「ノベルティはこんなのがありますが?」
「ありふれてるなぁ。ポップはこっちで作るけど、目玉が欲しいね」
「いっそのこと ATC でも置いちゃいましょうか?」
「うん、そりゃいい!」

一つだけ関係無い言葉が含まれてるな。ダウトを探せ!

高校デビューした頃、危ないご学友の皆さんの会話もチンプンカンプンで、訊くとバカにされる雰囲気を察知して曖昧に笑って誤魔化しているうちに、意味が解らないまま自分でもしたり顔で使うようになっていたのを想い出す。

さすがに商売でそりゃまずいんだが、社長に質問すると「そんな事も知らんのか」と嬉しそうに説明する顔が悔しい。

まぁ、粗利の意味さえ理解しちまえば、後はいい加減というか、小売と卸の綱引きなんで、慣れてくると取り分に見込み販売数を掛けた金額が自分の給料と比べてどうかってなところを瞬時に判断するようになる。

流行り物なんて寿命はせいぜい半年、当然在庫など抱える訳にはいかない。給料と事務所の家賃という固定費は掛かるが、ほとんど売ってナンボだけなのである。そういう意味では単純だから言葉やしきたり等の覚えは早かった。

しかし、問題は感覚である。売れる商品の発掘と潮時の見極め、経験が物を言うが、それよりも資質に左右されるんじゃないかとも思う。

キャズムを超える頃にはもう逃げておかないとババを引くことになるから、とにかくフェースを取って短期に集中的に押し込む。てめぇらで煽るだけ煽っておいて一抜けたってのが儲けの基本なんだろうねぇ。

そう言えば、あの界隈に棲息していた人々と昨今のネット関連の起業家って似たようなところが多いなぁ。次回はこの辺りを考察してみよう。
by HarryBlog | 2004-12-01 06:59 | Training | ↑Top  
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