錆びた歯車を無理矢理回そうと全体重を乗せてキックペダルを踏み込んでみてもケッチンを喰らうばかり。何度か繰り返してようやくギギギギギ…と重そうに回り出す。だが、混合比を高めるつもりでチョークを引いたら、却ってプラグが被ったのか、一向に点火する気配が無い。
若い衆が揃ったので、彼等を先発させて、ポンコツは煤払いすることにした。プラグを外して掃除すると、ボッボッとくぐもった音ながらなんとか火が入った。
潤滑油の温度が上がるまでしばらくそのままウォームアップ。そろそろ暖まってきた頃に軽く空吹かししてみると、キャブの吸気音はいいとして、マフラーから出る煙りの色と音からすると不完全燃焼っぼい。排気系も詰まっていそうだなぁ。
とにかくスタート。クラッチもギアも全て重い。周回遅れでも抜かれまいと回転を上げていくと、音は凄い割にスピードは出ていない。一瞬で置き去りにされた相手の背中を追っても、急激に後から引っ張られる。後はいくらスロットルを開いてもどんどん離れていく一方。やはり燃え滓を排出できないと新たな燃料が回ってこなくなるのだよなぁ。焼き付かなかっただけでも幸いと思うべきか。