ワシゃ営業ではないのだが、新規顧客を訪問する機会は多く、仕事に関する会話はもちろん、得意ではないがそれなりのセールストークもする。
しかし、実は一番困るのは雑談なのである。場を繋いだり、個人的なコミュニケーション促進の為、当たり障り無く、かつ相手が興味を持つような会話は大事だとは承知している。ビジネスマンつうか地方の中小企業の部課長クラスとかが相手だと、やはりプロ野球・ゴルフ・釣り等スポーツ紙の定番が無難なところであるが、無難ってのは難しくないを意味しない。
新聞やテレビ、インターネットを眺めていれば、阪神自滅とか日ハム連覇ぐらいは知っているが、個人的に興味無い(昔は毎晩見てたんだけどなぁ)し、贔屓チームも無いんで苦しい。ああいうのは継続的に、他チームも含めてレギュラークラスは誰がどんな状態か把握し、だけでなく、歴代優勝チームはもちろん、いつのどこ対どこの試合で誰が打ったとか三振したとかいうデータベースが頭の中に構築されている宇宙人がするもんなのだよな。
と言って、薄く広く時事や芸能ネタを話すのもねぇ。RSS を収集していると新聞の見出しやワイドショーのタイトルを眺めるぐらいには知っているが、これも単にニュースになってると知っているだけだ。好きなサッカーでさえ怪しい。ワールドカップの時など俄ファンの方がよっぽど詳しかったり一家言あったりするし。
要するに雑談が苦手なだけであるが、逆にそういうのが得意な人はたくさん居るんで、彼等と組めばなんとかなる。新規顧客開拓はプロの営業と同行し、仕事以外の話になったらワシはニコニコと頷きながら視覚と聴覚を遮断する。あとは任せた。終わったら起こしてくれぃ。
Catch the cow - 得意ではない話題で盛り上がる会話をどう切り抜けるか
Discommunicative - リア充のコミュニケーション・プロトコルに接触してきたという話