ブログなんかもそうであるが、速読法とかでスピードと量を消費することばかり流行っているような風潮に対して、もっと質というか中身を楽しむスロー・リーディングを提唱している。
本当の読書は、単に表面的な知識で人を飾り立てるのではなく、内面から人を変え、思慮深さと賢明さをもたらし、人間性に深みを与えるものである。
読むのが極端に遅いワシにしてみれば何をいまさらという内容ではあったが、ちょっとは遅読コンプレックスを軽減してくれたかな。今まで通りでいいんだ、と。
でも、傍線やマーク・矢印等で論理構造を視覚化するってのはやりすぎ。ってかビジネス書ならともかく小説とかをそんな風にしたいとは思わないけどな。
それと、音楽同様、読書にもリズムってのがあると思う。作品のリズム、読み手のリズム、そして読書する場というかシチュエーションにもリズムがあり、それらが合致したときは楽しく、得られる物も大きい。
速読とかスローとかスピードをどうこう言ったり、ハウツー的な読み方なぞ気にせず、読みたいときに読みたいように読めばいい。ってことを再確認しただけだった。
で、早速試してみようと彼の
高瀬川ってのを図書館で借りてきたんだが… いやぁスローなんてもんじゃないね。進まねぇなぁこれは。読み進むうちにリズムが合ってくるかもしれないが、今のところ子守歌だね。すぐに眠れる。
さて、貸与期限までに読み終えられるのだろうか?