明日は地元のITコーディネータのワークショップである。なんか久々にお勉強するような気がするが、昨年12月~2月一杯までは毎週土日缶詰めになって地獄の特訓をしていたのだった。
ITコーディネータの資格取得には、ケース研修という15日間、50万円コースの受講が必須である。
SIer 等の IT 企業では戦略投資として負担してくれる所も多いようだし、個人でも教育訓練給付金の補助を受けることは可能だが、いずれにしてもそれだけの金額・日数をコミットするってのはかなり敷居が高い。
そういう決断を経てきた人達である。各社のエース級であり、日常的にも仕事に追われている中で、さらに向上を目指す意欲が強い。この資格だけで食っていくのは至難という現状で、元も取らなければならない。
ケーススタディだから、題材となる企業の概要が示され、内外の状況から問題を発見し、解決策を立案、具体的な施策へ落とす。その中で情報技術を活用すべき機能を洗い出し、業者への要望書作成、選定、そして開発・導入~移行・運用までの監理の手法を体得するのである。
これが実に面白い。もちろん実際の現場とは緊張感や責任は異なるが、それまで接触の無かった人達が一つの目的に向かって協同すると色んな気付きを得られる。それぞれバックグラウンドが異なるから、同じ題材なのにこうも色んな視点、アイディアがあるものだと驚く。
数人のグループでのディスカッションは楽しいのだが、一定時間内にそれをまとめてアウトプットする、というプロジェクトマネジメントも同時に要求されるし、そうやって練り上げた案を他のグループや講師へ説明するプレゼンテーション、そして実際の企業経営層に成りきるロールプレイングによる質疑応答、全て実習である。
ちょっと忘れかけていたが、ここでも少しずつ紹介していこうと思う。