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ITコーディネータ 針生徹 の blog
Skyline GT
18 歳のガキが新車を買える筈もなく、また昭和五十年からの排気ガス規制強化の煽りで高性能車の製造が停滞していた時期でもあったので、規制前の4~5年落ちを狙っていた。

名エンジン 2TG を搭載したセリカ、カリーナ、レビン、トレノ、そしてロータリーのサバンナ等小さなボディに不釣り合いな高馬力の車が価格的にも手頃で人気があった。

日産では、ブルーバード 1600 SSS クーペあたりが同じカテゴリになるが、半年間ボログルマで我慢したワシはサーフィンラインのハコスカに憧れていた。さすがに GT-R なんて夢のまた夢、SU ツインの GT-X ですら手が届かず、買ったのは「愛のスカイライン」 47 年 GC10 最終型の 2000GT 2 ドアハードトップである。
Skyline GT_a0008364_19424.jpg

色はお約束のシルバーメタ。内装は黒一色であった。車検2年、エアコン付きで 150 万ぐらいだったように記憶している。

水冷直列6気筒 SOHC の L20 エンジンはシングルキャブで 120PS であるが、ワシのは大当たりだったようで、出足こそ 2TG には敵わないけど、2速の伸びが素晴らしく、1t を超える車重を全く感じさせない軽快さであった。

これに対して、4気筒ツインカムでソレックス装備の 2TG はチューンアップのコスト/パフォーマンスが良くて、友人達はせっせと金を注ぎ込んでいた。2L フルチューンなんて化け物も居たなぁ。

ワシは足回りとマフラーぐらいしか改造する気にならなかった。独特のハの字になる4輪独立懸架は安定していたが、225 ぐらいのタイヤだとどうしても後ろのフェンダーに当たってしまうので、鉄工所に勤めてた友人にガスで切って貰い、自分でパテ盛りした。

ほとんど毎日乗っていた。ロングドライブでも疲れないし、とにかく運転するのが楽しくてしょうがなくなるクルマなのだ。

ところが、1回車検を取り、ブラックにオールペイントした矢先、酔っ払い無免許の若者に突っ込まれて大破してしまった。
by harryblog | 2004-05-29 19:05 | Car | ↑Top  
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針生 徹

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