成長欲求というエントリに対して、
sabretoothjapan さんよりマズロー理論の解説および批判の長文コメントを頂いた。
返信コメントでも書いた通り、基本的なマズローの捉え方はワシも大きな違いは無いように思うが、万人に共通する明確な定義の困難な心理学のような物を議論のベースとすることの難しさを実感した。
マズロー自身はともかく、それをそのまま職務への動機付けに援用してしまうのは思考停止だという説明は下記でも紹介されている。
中小企業診断士/ITコーディネータ 春日一秀のブログ: 天使と悪魔のビジネス用語辞典の書籍版が出ていたんだ
「
シンクタンクのメッ」はITコーディネータの勉強を始めた頃によく参考にさせて貰っていたので、「
自己実現をもちだすのは思考停止」という記事も読んだ覚えがある。
また、ワシがよく訪問するブログでもいくつかエントリがあった。
大西 宏のマーケティング・エッセンス:マズローの欲求5段階説って信じますか?
珠丸の覚書:「マズローの欲求5段階説」に「???」
マズローの欲求階層説-人は感情の生き物だ!
ワシもマズローを「定説」とはしていない。繰り返しになるが、
抱負で書いたのは「自分が何ゆえ存在し、どこへ向かうのか」という理念に向けて成長するプロセスには答などなく、方法論などは参考程度にしかならない、という事だった。
だからこそ、ワシの自己実現の記述だけ抜き出されて、「低次欲求が満たされている今はハングリー精神が足りない」と書かれると違和感を覚えて反論したのであった。
これらを受けて、
yoshihiroueda さんも新たなエントリを起こしているな。そちらへは改めてトラックバックすることにしよう。