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ITコーディネータ 針生徹 の blog
(3) スイス 1982.6.29 - 6.30
「次はパリへ行こう」

はいはい、5日も一緒に居ればこの人が思いつきで行動するってのは分かってきたよ。

ミラノからは 1,000 km 足らずだから1日で走れないこともないけど、二日酔いでアルプス越えってのはきつい。 地図を見ると、借りているクルマの名前と同じアスコーナってのが湖畔の別荘地のようなので、そこで体調を整えてから山道へ突入することにしようぜぃ。

マジョーレ湖の南端までは高速で 30 分ほど。 国境ではパスポートを見もせず、またもスタンプ無し。 湖の中に建っている城を眺めながら2時間ほど走るとアスコーナ着。

予想通り静かな保養地のようで、湖を一望できる山の上の高級そうなホテルを取り、水着に着替えて湖畔に降りてみるが、泳いでいる人はほとんど居ない。金持ちの年寄りがヨットやボートなどで優雅に遊ぶ場所らしい。日本を出てから1週間、ずっと移動していて、それはワシの性に合ってはいたけど、こういう風にゆったりと時が流れる中に身を置くのも必要だなぁ。

プライベートビーチのような浜辺に寝転んでいるうちに酒が抜けてきたのでフレンチフルコースの夕食時は当然のようにワインを味わい、部屋で西ドイツ対イングランド戦を見ていたが、ミスばかりで点が入らないから途中でそのまま眠りに落ちる。

さて、翌日はいよいよアルプスである。最初のうちこそ広大な斜面の奥に雪山が連なる、ハイジの世界のような景色もあったが、最高峰モンブランやマッターホルンのあるヴァレー地方とアイガー、ユングフラウ等のベルナー・オーバーラントの間の谷へ入ると両側が壁となって何も見えない。谷と言っても標高 600m ~ 1,000m ぐらいはあり、かなり肌寒い。

フランス語圏に入ってようやく高速道路があった。レマン湖沿いにモントルーからローザンヌ、そしてジュネーブまで一気に走り抜けたが、碧い湖面に映る対岸のアルプスはまさに絶景!

ここはもう一度行きたいなぁ。 湖畔を走る電車で一駅毎に泊まってもいい。 そして〆はもちろんモントルーでジャズフェスだよな。
by HarryBlog | 2009-07-12 22:54 | Travels | ↑Top  
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針生 徹

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