人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ITコーディネータ 針生徹 の blog
Fusion Music Line (Apr.07 1999)
Fusion Music Line (Apr.07 1999)_a0008364_17293640.jpgSALINAS / Luis Salinas

アルゼンチン出身ギタリスト、Luis Salinas のデビュー・アルバムである。

Tommy LiPuma に見出されたという、フォルクローレからサルサ、サンバ、ボサノバ等のラテンからジャズまで幅広い音楽性が表現されているが、David Sanborn のサポートでお馴染みの Ricky Peterson がプロデュースにも参加して聴き易いフュージョンに仕上がっている。

ギターのスタイルは George Benson と Toninho Horta という全く毛色の異なる二人の影響を強く感じられ、生ギターではクラシックやフラメンコの素養も見受けられる。ただちょっと弾き過ぎという印象。どの曲でもひたすら弾きまくっている。

プロデューサーもメンバーも制作時期も Benson の "That's Right" と同一なのだが、むしろ 70 年代後期のメロウな Benson の雰囲気がある。もちろん単なるフォロワーではなく、憧れのスタイルを借りながらも、ラテン音楽に基づく個性を主張している。

1曲を除き自身の作曲で、曲調はバラエティに富み、歌もなかなか聴かせる。ラテン入門としてフュージョンファンへお薦めの一枚である。







Musicians:
  • Luis Salinas (guitar,vocal)
  • Ricky Peterson (keyboards)
  • Didi Gutman (keyboards)
  • Paul Peterson (bass)
  • Michael Bland (drums)
  • Sammy Figueroa (percussion)
Songs:
  1. La Salsalinas
  2. Santa Cruz
  3. Funky Tango
  4. Rain (Lluvia)
  5. The Mob (La Pesada)
  6. Back to the Place I Love (Salsa Para volver)
  7. Mood (Un Clima)
  8. Still (Todavia)
  9. For Ivan (Lins)
  10. Cha Cha Rock
  11. Count on Me (Quinta Conmigo)
  12. Blue Zamba (Zamba Triste)
  13. Spike
Notes: 1996 年 3 月録音 , 1997 年 3 月発売
by HarryBlog | 2009-05-23 17:48 | Music | ↑Top  
<< たまには ページの先頭 明日は運動会 >>



針生 徹

Writer's choice
Harry corporation
Study room
Twitter
Facebook
Tumblr


エントリ内容に無関係と判断したコメント、トラックバックは削除します
記事ランキング
最新の記事
開会式
at 2015-01-31 17:53
針生一郎と戦後美術 - 宮城..
at 2015-01-18 17:22
回顧
at 2014-12-27 22:36
プライスレス
at 2014-01-03 07:31
謹賀新年
at 2014-01-02 09:20
蹴球興業
at 2013-09-21 22:27
スマートですかねぇ?
at 2013-08-07 21:42
遭難記録
at 2013-08-04 20:50
リバイバル
at 2013-08-04 11:06
出稼ぎ
at 2013-08-04 10:56
最新のトラックバック
カテゴリ
以前の記事
その他のジャンル
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31