ITコーディネータ 針生徹 の blog
神々
昨日のエントリのコメントで、洋楽まで話が広がってしまうといきなり神が爆発的に増えて選ぶのに困ってしまう。各ジャンル・年代ごとに一人から二人は神と呼べる人が居るもんなぁ。邦楽のように歌そのもの以外で選ぶことが少ないからってこともあるのだろうが、基本的に皆レベルが高い。やっぱり【肉ぅ】を食って育つと歌も上手くなるのだろうか。

そんな中で一番に浮かんだのが João Gilberto だった。初めて聴いた時の衝撃が強かったからなぁ。姉の影響で小学5年くらいから Beatles を聴き始め、中学に入って Cream 等のロックに触れて、世の中には色んな音楽があってそれぞれ凄い人達が居るのだと知り、それからはもうあらゆるジャンルを貪るように聴いた。その年頃らしく刺激の強い物を好んだし、ちょっと背伸びをしてジャズ喫茶の JBL の前で難しい顔をしながら Coltrane を聴いたりもしていたそんな頃、Getz/Gilberto の Desafinado を聴いてブッ飛んだ。


音楽の持つ力ってのは大音響や難解なフレーズなど無くとも強く伝わるものなんだ。と、シンプルなメロディを淡々と歌う彼の声とポルトガル語の響きに魅せられた。アンニュイなどという言葉は未だ知らなかったが、お洒落な Jobim の曲も Getz のサックス(これはこれで一級品だと今なら思うが)も喰ってしまったこの男は一体何者なんだ?

それから Bossa Nova のレコードを集め始めたが、既にブームは終わっており、そのブームもアメリカ経由なんで、「イパネマの娘」なんてせっかくの João のポルトゲースがカットされてたり。やっぱり現地へ行くしか無いかなぁ、なんて思うのはずっと後の話であるが。

さて、近年また精力的に活動し、日本へも何回か来ていた João であるが、昨年暮れに予定されていた来日公演は健康上の理由で中止となったらしい。

ジョアン・ジルベルト2008年公演

さすがに 80 歳になるんだからな。後はこの男↓に任せてゆっくりお休みください。


Caetano Veloso は João とは別の時代に全く異なる生き方をしてきたのだが、João をリスペクトし、音楽的にも強く影響を受けている。彼の作品は(音楽だけではなくマルチタレントとしても)多彩であるが、真骨頂はやはりヴィオロン弾き語りで聴かせる神の声なのだ。


しかし、彼ももう 70 歳近いのだな。ワシゃ最近はブラジル音楽から離れていたが、あの国のことだからきっと新たな神が生まれているのだろう。再び現地を訪れる機会はちょっと見えないし、しばらくはネットで探索してみることにしよう。
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by HarryBlog | 2009-02-15 22:50 | Music | ↑Top  
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針生 徹

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