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ITコーディネータ 針生徹 の blog
Tokyo Jazz 2008 report 4
後ろ髪を引かれながら美女と別れ、いよいよ夜の部突入。

いきなり超大物。チケット購入時にはリスティングされていなかった George Benson、ワシの高校時代のアイドルでもある。彼のアルバムはほとんど聴いているし、ステージも何回も観ている。でも最後に生で観てからもう 20 年ぐらいになるなぁ。

という遠い記憶が一瞬で目の前で現れた。整形した瞼が引っ張られた風船のように太ったのには驚いたけど、登場の仕方、ピックの持ち方、GB モデルのクリーンな音色、オクターブ奏法、首を振りながら歌う艶のある声、全く変わっていない。80 年代のブラコン路線の幕開けとなった Quincy Jones プロデュースの "Give Me The Night" からの "Love x Love" に続いて "Breezin'" から "Affirmation"。 ワシが苦労して完コピした想い出深い曲だ。


だ、ダメだよ、ワインでほろ酔いのおっさんにこんなの聴かせちゃ。早くも目から汗が溢れてきちゃったじゃないか。音楽は記憶を呼び起こすとは知っていたが、実は呼ぶんじゃなくてこちらから時を越えていく力をくれる物らしいぞ。

それからはディスコあり、ジャズあり、バラッドあり、超絶フレーズありのヒットパレード。もちろん歌手としても一流なんだが、やっぱりギターが凄い。今ではポピュラーとなった奏法も追随を許さない第一人者なのだと見せつける。スキャットユニゾンなんてやられたらもう涙を拭くのも忘れて見入ってしまったぜぃ。

Tokyo Jazz 2008 report 4_a0008364_0552877.jpgそして、最後の "On Broadway" が終わるとギターを片手にグルっと回って、Weekend in L.A. のジャケット写真と全く同じポーズで決めてくれた。

つくづくエンターテイナーだねぇ。 泣き過ぎたから、またビール補給しなきゃ。



ジョージ・ベンソン(g,vo)、マイケル・オニール(g,vo)、マーク・シモンズ(ds)、スタンレー・バンクス(b)、トム・ホール(key)、デヴィッド・ガーフィールド(p, Musical Director)

1. Love X Love
2. Affirmation
3. Being Workout
4. Turn Your Love Around
5. Nothing’s Gonna Change my Love For You
6. In Your Eyes
7. Beyond the Sea (La Mer)
8. Love Ballad
9. Give Me The Night
10. On Broadway

by HarryBlog | 2008-09-21 01:13 | Music | ↑Top  
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針生 徹

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