戦後間もない昭和 22 年、大倉財閥の当主大倉喜七郎により有楽町駅前にて創業された
レバンテ。松本清張の「点と線」をはじめとして数々の小説等の舞台にもなった日本におけるビア&レストランの草分け的存在であったが、有楽町駅前再開発に伴いビルは解体され、東京国際フォーラムへ移転したとのこと。
そこで待っている、と美女からメールが入っていた。ところがその頃はステージ上は最高潮、バイブにも気付かなかった。本編は定時に終わったのだが、御大の再登場を望むアンコールが長引き、かなり待たせてしまった。すまん。
昨年は逢えなかったから2年半ぶりかな? 仕事を始め、クマが山へ籠もり、受験生をダブルで抱える忙しい身で K 市というド田舎から出てきてくれたのだ。変わらぬ美しい笑顔に近付いてみると、何故か見知らぬ魔猫が同席していた。
何じゃこいつ? と1秒だけ訝しんだが、おとなしそうなので放っておく。それよりビールだ!
ま、こっちも東南アジアの怪しい商人とか、タイ育ちのゴルファーの卵を連れていったからおあいこではあった。不思議な取り合わせの老若男女の宴。待たせている間に既に出来上がっていた美女にビールじゃ追い付けないからワインに切り換える。昨日からアルコールだけで生きているが、さすがに夜も長いんで適当に頼んだ料理が旨い。
ア テ ネ シ リ ー ズ の話などで勝手に盛り上がり、ワインのお代わりを3回ぐらいしたところで中庭の屋台村から Jazz が聞こえてきた。Welcome Stage と称して、開演前に無料で聴かせてくれる公開ステージである。最終回はニューヨークで活躍する日本人ドラマー
Fuyu のセッションだった。
TOKU(Flugelhorn,Vocal)、
日野JINO賢二(Bass) らとの気鋭のプレイをタダで聴けちゃうんだから、さらに酔いが回る。
こんなに幸せでいいんだろか?