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ITコーディネータ 針生徹 の blog
Tokyo Jazz 2008 report 3
踊り疲れてまたビール。今度は遅刻しないように席に着くと、暗いステージ上で蠢いている人数が半端じゃない。15 分で全く別の舞台を作り上げる裏方達もまたプロな訳だが、それにしても楽器の数がさらに増えたようだぞ。

既にディスコと化していた客席では皆立ったまま準備を見守っている。どうやら昼の部のお目当てはこの Sly & The Family Stone という人が大半だったようだ。それはそうだろう、伝説と言うか、このバンドを生で見られる日が来るとは誰も思ってなかっただろうからな。

で、照明が落ちると、いきなり "Dance To The Music" が始まった。


まだ御大が登場しておらんちゅうに総立ちで踊りまくる観客。しかし、東京国際フォーラムってのは広すぎるからか、PA が悪いのか、座席の位置関係なのか、音響はイマイチだなぁ。特に中低音が混ざってしまって、音源が増えると定位が曖昧なモノラルみたいな、まぁそれが却って 70 年代っぽい雰囲気だったりするんだが。

そんな中、突き抜けるような高音で歌う Lisa Banks "Stone" が際立っていた。彼女は、一緒に歌っている Rose Stone の娘、つまり Sly の姪らしい。こういうお祭り的なバンドでないところで聴いてみたいと思わせる声だった。

さて、3曲目のイントロで Sly 登場。もう会場は熱狂というしかない。他のライブでは 10 分ちょっとしかステージ上に居ないそうで、30 分以上動く Sly を見られたのは幸運と言うべきらしい。客観的に見れば「朽ちた」という感じなんだが、やはりカリスマは腐っても鯛だった。

ワシなんか Larry Graham のチョッパーで有名な "Thank you" ぐらいしか記憶に残っていなかったんだが、始まってみれば実はほとんどの曲は知っていた。伊達にあの時代にディスコへ通っていた訳じゃないってことだな。でも、もうこういうので踊るって楽しみ方をできる歳じゃないと思い知らされただけかもしれない。朽ちたのはワシの方だったか。



スライ・ストーン(vo, key)、ローズ・ストーン(vo, key)、リサ・バンクス・“ストーン”(vo)、アンソニー・ステッド(vo)、シンシア・ロビンソン(vo, tp)、マイク・リンタ(tb)、ジェリー・マルティーニ(sax)、トニー・イェーツ(g)、ピーター・イェーツ(b)、レミリオン・“スパイダー”・デュボース(ds)

1. Dance to the Music
2. Everyday people
3. Don’t call me nigger whitey
4. Family Affair
5. Sing a Simple song
6. Stand
7. If you want me to stay
8. Higher
9. Thank you
10. encore Higher

by HarryBlog | 2008-09-11 23:51 | Music | ↑Top  
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針生 徹

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