昨日の発表会、個人の先生の門下生だけであるが、年長から大人まで 30 組ほどが色んな曲を演奏して、オーディエンスとしては楽しかった。
やる方はそれどころじゃなかったようだけどね。ワシもそうだったが、習い始めの頃って楽しむ事よりもちゃんと弾こうとして却って訳分かんなくなっちゃうんだよな。独奏だと自分で全てコントロールしなきゃならんから余計大変だろうけど、数回経験を重ねると間違えても飛ばしても気にしないでノリを保つ方が復活できるのを知るのだ。次男君のように楽譜を持っていかないぐらいの方がうまく弾けるもんだし。
綺麗な服着てスポットライトに照らされたステージに上がるというハレだから適度に気を張るのは当然だと思うけど、もっと気軽に楽しんでいいんじゃないかな? 海をバックにした綺麗なホールで、Steinway D-274 という千八百万円ぐらいするピアノを弾けるってだけでもやり甲斐があっただろ。
演目はクラシックからポピュラーのスタンダードまで色々あったが、特に印象に残ったのが久石譲の「
人生のメリーゴーランド」(ハウルの動く城)。曲自体もいいし、演奏も良かったのだが、連弾用のアレンジがスタンウェイの響きと相まって心に伝わってきたのだよねぇ。
やっぱり音楽っていいのぅ。ワシもまたやりたくなってきたよ。