脛毛(毛深い人は腕や胸でも可能だと思うが)に掌を当て、円を描くようにグリグリやると毛玉が作られる。黒い塊から長い足が伸びている様子が蟻のように見えるので、一部の地方で「アリンコ」と呼ばれている遊びである。
皆さんもやったでしょ? いや、ワシはやりませんでしたが。
毛の長さ、太さ、固さ、密度などによって作品の趣も変わってくるようだ。薄くて作れない人は論外として、あまりにも剛毛だと絡み合わなかったり、毛深すぎるとアリンコってぇよりゴキぐらいになっちゃったりするし、結構微妙なもんらしい。軽く地肌が透けて見えるぐらいだと丁度アリンコが生きているように映えるのだろうね。
最近シャンプーした後でタオルでゴシゴシ拭くと前髪だけ妙に絡まるんだよな。鏡を覗くとなんとアリンコが額にまで出張してやがる。 夏だからねぇ。