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ITコーディネータ 針生徹 の blog
⑪ Rio de Janeiro
目次

ワシなんかが紹介するまでもなくブラジルと言えばリオ、そしてリオと言えばカーニバルであるが、それだけじゃなくて、どこから何を見ても絵になる見事な観光地である。

コルコバード、ポンジアスーカル、レーミ~コパカバーナ~イパネマ~レブロンと続くビーチ、カテドラルや博物館等見所も多いし、サンバショーはじめ陽気なカリオカが朝まで遊び続けるナイトライフも充実。海・山・都市と全てが揃い、ここだけでブラジルを満喫できる。
サンパウロとは 300km ちょっと、仙台~東京と同じぐらいで、30 分おきに出ているバスで 6 時間ほどなのでブラジルの感覚からすれば隣町って感じ。ワシはサンパウロの知人が用事で行くというのでクルマに便乗させて貰った。

途中で寄ったブラジル人富豪の別荘、っつうか、一つの岬全部が私有地なのだ。公道脇で門番のチェックを受けてから 10 分ほど走ると城のような母屋の他にコテージがいくつか散在している。ビーチやヨットハーバーはもちろん、テニスコート、乗馬場からゴルフコースまである。無人の湾の内海は真っ白な砂浜と透明な海。林を越えた反対側は岩場の荒波で絶好の釣りスポット。もうどうやって遊べばいいのか迷ってしまう貧乏人は軽く泳ぎ、釣りをしただけで逃げ帰ってきた。ま、社会科見学でしたな。

夜にリオ到着。大都会なんで探せば安い宿もあるだろうが、便利を考えて旧市街のボロいホテルに投宿。日曜ってことでサンバショーはどこも終わってしまっていたが、紹介して貰ったピアノバーが大当たり。目の見えないピアニストと生ギターのデュオで、客のリクエストに応じてボサノバ、フォルクローレからアメリカンポップスまで何でもこなし、アドリブでアレンジしているのだが、そのセンスが抜群。がぶがぶ呑んだショッピが心地よさだけを残して蒸発していく。

翌朝は 4:30 頃に目覚めたので、歩いて海岸へ。素晴らしい朝焼けが三文の徳。観光客ではなく、地元の人達が散歩したり、もう泳いでいる人も居る。

朝食後、森林公園を抜ける登山電車でコルコバードへ。キリスト像はデカいだけで面白くないが、景色はいいね。(リンク先↓のパノラマ画像でお楽しみ下さい)
続いて反対側のボンヂアスーカルへロープウェイで登る。考えてみたらワシゃこういう定番コース回るのってブラジル来て初めてかも。外国人観光客に混じって行列に並んでいるとなんか小学生の遠足みたい。
photo by YUZO's Page
次はこんな水道橋↓を通る玩具みたいな路面電車に乗ってサンタテレーザという丘へ。
座席は 20 コントだが脇にぶら下がっていけばタダってことで、地元の人はどこでも勝手に乗って勝手に降りている。ただ、観光客が不用意に道路側に乗ると危険だという話も聞いた。モーターが悲鳴を上げながら石畳の坂を民家の塀すれすれに走っていく。
夜はお約束のボアッチ。絶世の美女だが金も相応。これならクルービで素人さんをナンパした方がずっといい。結構チャンス多いし、若さと美しさじゃプロに負けてないからね。

翌日はコパカバーナへ。いやぁ凄い。ノルデスチでも美しいビーチは色々見てきたが、規模が違いますな。奇岩の山をバックにずらっと並ぶホテル群にも圧倒されるが、4km に渡る砂浜の幅がまた広くて、物凄い人出なのにあちこちでビーチバレーやフッチボールのコートがあり、道路沿いには各種の店が繋がっている。
コパ名物の美しいオシリもそこら中で堪能できます。
次はバスで植物園へ。5000 種以上の珍しい植物が植えられているそうで、それなりに楽しめたが、なにしろ敷地が広大で歩き疲れた。さらに山頂方向のバスに乗ってみたが、中腹が終点で降ろされる。仕方がないんで歩いて登っていくと、ちょっとした渓谷の奧から歓声が聞こえてきた。小さな滝壺で子供達がターザンのようにツタにぶら下がっては飛び込んでいたので混ぜて貰ったら最高に楽しい。結構深いが底まで見える透き通った冷たい水。滝の裏側にはちゃんと祠があり、子供達と一緒に入ると秘密基地に隠れている気分。

もうちょっと山を登っていると、バイクの兄ちゃんが道を訊きに来た。ワシに訊かれても…と、後ろにに乗っけてって貰うことにした。結構険しいワインディングロードが続くが、実はチジュカという国立公園の中であり、ぐるっと回って下るとマラカナンスタジアムが見えてきた。バイクの彼と別れて一応見学してみたが、やっぱり試合やってる時に観ないとなぁ。
最後は対岸のニテロイへ。湾を横断する大橋もあるが、遠回りになるので渡し船で 15 分ほど。海岸沿いを南に走るバスに乗り、丁度ポンヂアスーカルの当たりの岬の突端で絶品の夕焼けを眺める。この岬生まれの薬屋のオッサンがしきりに自慢するのを彼の家まで付き合って聞いてやった。いや、最後は波止場まで送って貰って大いに助かったんだが。

さて、観光ってのもいいもんだねぇ。ってことで、お約束のカルナヴァルの時にも再訪した。宿も取らず、一晩中バカ騒ぎ。この興奮はとても筆舌に尽くし難い。
これはやっぱり現地でトリップして貰うしか無いね。写真や旅行記を検索してみると、みんな同じ所で同じ物を見るんで絵葉書みたいなステレオタイプになるんだが、それでもやっぱり実際に体験すると感動、興奮するんだよな。凄い街です。
by HarryBlog | 2007-07-16 23:28 | Travels | ↑Top  
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針生 徹

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