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ITコーディネータ 針生徹 の blog
大陸道 その1
Casiopea / The Continental Way music by Issei Noro

いかにもギタリストらしい曲だと思う。タイトル通り、大陸の長い直線路をクルーズするようなイメージ。軽快なカッティングに乗せた、名機 YAMAHA DX7 の FM 音源の響きが懐かしい。

キーは C で 4/4 だから譜面は読み易い。が、弾くのも簡単という訳ではない。聴いているとゆったりした気分になるのに、16 分で刻んで裏で合わせる、といった体育会的マニアックさがカシオペアの身上。ギターソロなどは 1 拍 6 連とか 5 連とかのフレーズが並ぶ。

イントロは出発地の街中でハンドルを切りながら、ロー→セカンド→サードとギアを上げていく感じだろうか。ディストーションを効かせたギター単音とベースおよびシンセベースのユニゾンにキーボードがコードを被せ、2 小節目はそのユニゾンが全音で伸びる上へ合いの手のようなキーボードが入る。これが 8 小節。

コードは C→B♭→A♭→G♭ と1度ずつ降下していき、3 小節目と 7 小節目ではさらに B♭→A♭→G♭→Emaj7 と開始位置を変える。ユニゾンフレーズはどちらも同じ音で、こちらの方がベースとなるのだから、実際には B♭(on F) のような響きになるようである。

ここではまだ特に難しい所は無い。一番最後の 8 分でのエフェクター切り換えぐらいだな。

さて、メイン部に入る前に、全体の構成を見ておこう。

イントロ 8 小節の後、テーマと同じ進行で 8 小節の前奏。メインテーマが 16 小節。サビ?(コード的にはメインと同じ)が 16 小節。イントロと同じ 8 小節の上でギターソロ。続けてギターソロをメインと同じ 16 小節。ライブで盛り上がる腕上げパフォーマンス用のフレーズ(これもコード進行はメインと同じ)が 16 小節。4 小節のブレークの後、恐怖の 16 分ユニゾンが 8 小節。サビに戻って 16 小節。メイン 8 小節。腕上げ 24 小節+フィニッシュ。

ほぇ~、改めて見てみると、イントロを除くとずっと同じコード進行。それも 4 つぐらいしか使っていない。それでこんだけの展開を聴かせるってぇのも凄いもんだねぇ。
by HarryBlog | 2007-01-13 01:29 | Music | ↑Top  
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針生 徹

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