という訳で、ニューヨークで活躍するチェリスト
吉川よしひろのソロ・パフォーマンスを家族全員で楽しんできた。
渡辺香津美のバンドに参加したり、NHK で特集されたりしてるし、JAL の機内ライブラリーや「そうだ、京都へ行こう」の CM 等で聴いたことのある人も多いだろう。
音色だけで殺せる楽器はずるいとも思うが、やはり音楽性・テクニックが備わってこそ響いてくるのだろうね。彼のは5弦で、ジャコばりにディレイループさせたリフあるいは分散和音の上で、弓と指弾きを切り替えながらとても一人とは思えない世界を創り出す。
クラシックとジャズだけでなく、あらゆる要素を取り入れて楽器の可能性を追求している。オリジナル曲の音を聴けば、そこに込められた彼の人生や想いが伝わってくる。「青い影」や「竹田の子守唄」などの名曲もチェロで聴くと凄く新鮮なんだが、何故か懐かしい。
こちらで試聴できます。
以前から老後の楽しみはチェロだな、なんて密かに狙っていたんだが、すぐにでも欲しくなっちゃったなぁ。でも音域が広い分バランスが難しそう。いや、ちゃんと鳴るように押さえられそうもないか。
ウチのガキどもは何を受け取ってくれたか分からんけど、こういう時を一緒に過ごせただけでもいい晩だったと思うよ。