LEE RITENOUR / SMOKE N' MIRRORS
Richard Bona , Vinnie Calaiuta , Alex Acuna , Sheila E. , Dave Grusin, John Patitucci , Paulinho Da Costa , Joyce , Danilo Caymmi , Zamajobe , Patrice Rushen , Abraham Laboriel ....ソロデビューから 30 年だそうである。多方面で活躍し続けてきた彼らしく今回も豪華なメンバーであり、それぞれの個性を活かしながら全体としてはやはり RIT のアルバムとなっているところが彼のプロデューサーとして手腕なのだね。
もちろん彼も ES335 や L5 だけでなくバリトンギターやサイレントギターまで弾きまくっているのだが、雰囲気重視でスムースにまとまり過ぎなのはちょっと物足りない。
まぁ、昨今はこういう BGM として「ながら聴き」できる物が多く、「巧いんだけど…」って感じで聴かなくなっちゃった。やっぱり昔のいかにもギター小僧って頃の方が好きだったなぁ。
彼はギタリストよりもプロデューサー、サウンドクリエイターの方が向いてるね。息子を参加させてインタビューで褒めるのは職権濫用のような気もするけど。
それでも流石にこのメンバーで創り出すサウンドは心地良い。全体にパーカッションが目立っているが、ブラジルやアフリカっぽい物よりも Dave Grusin や Patrice Rushen の名曲の方が新鮮に感じるのは面白い。
試聴の機会をありがとう。 >
mina