土砂降りの中を帰宅し、窓を確認しに2階へ上がってみると、ベランダに洗濯物の影。なんだよ、昨日ワシが干して行ったまま取り込んでおらんのか?
またズブ濡れになりながら取り込み、再度洗濯。次男君と末娘は高校生の姪に預けたんだが、彼女が付いていて何をやっておるんだ?
シャワーを浴び、ようやく落ち着く。溜まったメールに目を通していると電話が鳴る。
「あのぅ… 本日の夕方までに原稿を FAX して頂くことになっているのですが…」
ったく、こっちは寝ないで仕事行ってきたってぇのに…
続いて親父から電話が入り、今夜は病院へ泊まると言う。それはいいけど、仕事の約束はちゃんと守りなさいよ。母親よりも親父の方が手が掛かるぜぃ。
という愚痴をメールで姉に送り、洗濯物を干してみると、ワシが昨日洗った物ではなかった。ありゃ、姪はちゃんとやってくれてたんだねぇ。
慌てて姪に感謝メールを送ったんだが、その前に姉からキツ~いお叱りメールが入っていた。
「ウチの娘のお陰で、子供達の夏休みと見舞いと仕事をこなせてるんでしょ、文句言う前に感謝しなさい。父さんも、誰も居なくなるから病院に来て貰ったんだよ」
はい、早合点でした。やっぱり疲れていると他人のことを思いやる余裕が無くなってきてしまうね。だけど、そのメールの最後にちょっと過激な言葉が付いていて、ワシも凹む。
母親には1日でも長く平穏で居て欲しいけど、我々それぞれがいっぱいいっぱいじゃ続かない。ちょっと体制を考え直す必要があるな。