ITコーディネータ 針生徹 の blog |
せっかくカチカチ山登山隊長の izumi さんが仲裁してくれたことだし、ちょっと歩み寄りながら続けてみるか。
ってか、別に喧嘩してた訳じゃねぇけどな。ルフィを騙って(ウソ)いたようだから、海賊の心意気ってのはそんなもんじゃないだろう、と反発してみただけだ。 ところが、昨日頂いたコメントを読むと、お互い言ってることにさほどの違いは無かったようなんだけどね。 Commented by yoshihiroueda at 2005-01-10 16:03なるほど。意志ならば、確かに欠乏充足にも成長にも必須であり、場数を踏むことで強くなるってのも頷ける。 それを、ハングリー精神とかプールや美女で駄目になると書かれたから、それは別物でしょう、って思ったのだった。 就職・転職・起業あるいは結婚など、人生の節目となる決断において、自分がこうしたいという想いとそれで現実やっていけるのかという成算との葛藤で悩むのだろうが、結局最後はふんぎりしか無い。結果がどうであれ、そういう経験を重ねていくのが人生なんだし、同じように悩んできた他人とも理解し合えるようになる。 毎日の、もっと小さな悩みでも同じだな。悩みなんか無い方がいいけど、それを一つずつ解決することで成長していくのだろう。 親が与えすぎるのは、そういう成長の機会を奪ってしまい、結果として生きる意志の弱い大人に育ててきてしまっているのではないか、というお話だったのですな。 ようやく yoshihiroueda さんの言いたいことが分かってきた。 でもさ、同じだけ与えられたとしても、誰もがニートになる訳ではない。つーか、少数だよな。やはり最後は本人次第なのだろうけど、そういう本人に育つ要因として、与えるモノや過保護とかいう見えやすい部分よりも親自身の価値観の方が大きく影響するのではないかと思っている。 一流大学→一流企業→結婚→子持ち、というコースが勝ち組だと思っている親の背中を見て育ったとすれば、そこから外れそうになったとき、あるいは別の価値観に気付いてしまったとき、折り合いを付けていく為に、逃避・放置・無視のような選択だって十分あり得るだろう。逆に、きれい事を言っている裏側で刹那的な物欲を追いかける姿を見抜いた反抗、というのもありそうだ。 また、友人関係の影響も大きいのだが、どういう友人を持つか、どうやって付き合うか、失敗したときどう対処するか、なども最初は親の生き方を見て覚えていくものだろう。 そもそも、親との付き合いってのが子供の人生最初にして最大の人間関係なんである。親の側に、自分の鏡なのだという認識が足りないと、感情の制御を忘れて一方的な物言いになってしまう。夫婦のやり取りも、理解はできなくても敏感に感じ取るものだし。 親だって成長過程なのだから色々あるんだが、少なくとも子供の前では抑えるようにしなければ、生きる意志を伝えるのは難しい。他人や世の中の所為にしてばかりでは、子供に向かって自分で解決しろなんて言えないよな。 過保護や甘やかしが良くないのはもちろん同意するが、どの程度が適切なのかなんてのは個別に判断するしかない。それを決めるが親であり、どのような人生を歩んで欲しいか、という想いなのだ。 それを一般化して「与えすぎや過保護によって生きる力が弱くなった」とされると違うと思うし、昔より悪くなったのだとすれば、それは親や先輩である我々自身の問題なのである。 で、ワシ自身の成長欲求を考えてきたのであるが、長々と書いた割にさっぱりまとまらないねぇ。書くほどに想いは千々に乱れていく… ま、断定せずにまぁまぁというのも生きるコツだという隊長の教えもあったし、親になってもこうやって悩みは尽きないのだから、君達も大いに悩み、失敗を積み重ねていけばいい、と伝えていくことにしよう。
by HarryBlog
| 2005-01-11 22:06
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