Bridge :
国府弘子
カッチョエエ! 特に1曲目の "Catalina Island"。いかにもフュージョンって感じで、歯切れの良いカッティングに乗せてピアノとサックスが交錯する。
できればこんな山道じゃなくて、夕暮れの高層ビル街とか海岸線の方がお似合いなのだろうな。
そう言えば、名古屋でのセッションでこの曲を演奏したことがあるが、構成をちゃんと把握していない人といきなり初顔合わせだったこともあり、ちょっとイメージ通りに弾けなかった。いつかリベンジしたいな。
さて、このアルバムでも彼女のやんちゃなプレイは随所に見られるが、前作
Pure Heart から5年を経て、かなり落ち着いた印象を受ける。
Alex Acuna や Abe Laboriel ら、ロスのスタジオミュージシャン達とのコラボレーションを大事にしながら、やはり主役は彼女のピアノなのである。音の選び方と表情のあるタッチが絶妙だ。
70~80 年代ほどの勢いが無くなった日本のフュージョンシーンだが、まだまだ捨てたもんじゃないねぇ。