5年前に母親が亡くなった後、実家に
五時の住人が居るとのことで、
ハクちゃんなどと呼んでいたのだが、業者に駆除を依頼して、出入り可能な通風口を塞いだところ、どこかへ旅立っていったようで、すっかり忘れていた。
ところが、今年の春に親父が亡くなってから、再び天井の裏か壁の隙間から生き物が動く音が聞こえるのだ。相続手続きを放ったらかしにしてるようだから、今のうちに実効支配してしまえば無理筋でも領有権を主張できるとでも思ったのだろうか?
先日ワシが泊まった時、そろそろ寝ようと電気を消した夜中の2時頃、サンルームの上でガサガサと音がしたので中からガラス越しに棒で突いてみた。すると、何者かがミシミシと歩く足音がしたと思ったら、屋根まで伸びた柿の木の枝を伝っていく姿が満月の明かりに照らされた。逆光で顔の筋は確認できなかったが、シルエットは確かにこんな↓感じであった。
月明かりで一瞬見ただけなんで、デカい野良猫じゃないのか、と言われると自信は無いけど、むしろタヌキかアライグマみたいなずんぐりした印象だった。
何にしても、固有の領土を侵されて黙ってる訳にはいかない。遺憾の意を表明したぐらいで引き下がる相手じゃないだろうし、最後は実力行使しか無いんだろうなぁ。